KATABIRA concept
KATABIRAとは、日本に古来からある着物の下に着用する単物の薄い肌着のことを言います。漢字は『帷子(かたびら)』と書きます。すなわち帷子とは『帷(とばり)』の子供と古代の日本人は考えました。
KATABIRAは、日本の「帷(とばり)」、すなわち「幕」や「障子」から着想を得たアパレルブランドです。この名前には、空間を柔らかく区切り、外界からの刺激を穏やかに和らげる帷の機能から、人々の心に静けさと潤いをもたらす服を創るという願いが込められています。KATABIRAの服は、日常生活の喧騒から一歩引いた場所にいるかのような安らぎと美的感受性を提供します。
空間との対話 : KATABIRA のデザインは、帷がもたらす空間の美しさとその中での静謐さを衣服を通して表現します。帷が空間に新たな意味を与えるように、KATABIRAの衣服もまた、身に着ける人の生活空間に新たな価値を加えます。
繊細な境界 : 帷が見せる、光と影の微妙なバランスに着目し、この繊細な境界を衣服のデザインに取り入れます。透け感のある素材や、光を柔らかく通す布の使用により、着る人と環境との間に優しい接点を創出します。
沈静婉戀(ちんせいえんれん) : 沈静とは物静かなこと。婉戀とはみめ麗しく魅力的なこと。帷が作り出す静けさの中には、独特の美があります。KATABIRAは、この静寂の中でこそ感じることのできる繊細な美しさを、シンプルながらも深い意味を持つデザインに反映させ、着る人をみめ麗しく魅力的に見せます。
隠された美の探求 : 帷によって隠された空間は、見る者の想像力をかき立てます。KATABIRAのコレクションには、着る人自身の内面の美を引き出し、それを外界に控えめに示すようなデザインが含まれます。隠された詳細や、身に着けることで初めて明らかになるデザイン要素が、ブランドの独特な魅力を形作ります。